SSブログ

腸腰筋膿瘍になった:費用・症状 まとめ [ヘルス]

 腸腰筋膿瘍になって、5年が経過しました。 5年前の今頃は、まだ熱でフーフー言ったのを思い出します。 窓から見えるセブンイレブンの灯が恋しかったのを思い出します。
 家族と当時のことを話してみるといろんなことがわかってきました。 
●まずは症状です。
 腰痛と発熱という点からMRI&血液検査で診断となったのですが、これは、周囲が私のことを観察してくれていたおかげでした。 今回は、そのことを少し整理します。
土曜日:激しい腰痛。 歩けない。(実際は非常にゆっくり動いて歩いた。30mに10分という感じ。)左足は何ともないが右腰を中心に腰全体が激しい痛み。 熱は無し。腰痛と診断。
日曜日:記憶なし     一日寝ている。痛みは引かない。
月曜日:記憶なし(休日) 一日寝ている。
火曜日:近所の大きめの病院でMRI 動くのもやっと。
木曜日:火曜日の病院で再度MRI 血液検査。
 木曜日の病院が生死の境目だったのですが、この間自分では全く悪くなった気はしていませんでした。もちろん、よくなっている気もしません。 とにかく1週間近く経っていることが異常だという判断ができないくらいの痛みが続きました。ここが生死の境目と思うのは、もはやあまりの痛みに本人は動く気にならず、独り身であったなら絶対に病院に行かなかったと断言できるからです。実際、病院にはいかないとかなり家族をてこずらせました。
 一方で、家族からすると、火曜日に大きな病院で診てもらった後、発熱が始まり、喘鳴が始まるといった形で悪くなっているのがよく分かったようです。 同時に食欲は無いものの暫くは普通に食べられたものが、吐き気を覚えるようになり食が細くなっていたそうです。 病院に行ってからも、腰痛を中心に調べるお医者さんに家内が具合の悪さを懸命に説明してくれたそうです。
 木曜日の診断時、やはり珍しい病気だったこともあり、先生方も複数で相談しながらの診断だったようです。家族への説明も「腸腰筋膿瘍が疑わしいけど、ここの病院では治療したことが無いから中核病院に送るから。」といった感じの診断だったそうです。 その病院は、小さい病院というわけではなく、300床の大病院です。それくらい珍しいようです。
●こころ当たりの原因。
 発症前10年にこころ当たりはありません。15年前まで広げると巻き爪で手術したことがあります。この時は指先が化膿してました。ずっと広げてみるとまず20年近く前の親不知の治療は気になります。当時、時々親不知から黄色い膿が出ていました。 2年くらいのうちに結局抜いたのですが、歯の治療が原因になることはあるそうです。 さらに記憶を広げると、40年以上の前の脱腸の手術が思い当ります。今回の患部に一番近い傷です。ここに残っていた菌が長らく育ってきたのでしょうか?
 原因が思い当らないのに痛みがあるのは厄介です。
●治療費用
 長期入院となるため、高額療養費制度の対象となり支払いが軽減されます。 こちらを見てください。
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/dl/100714a.pdf
 この資料の5ページ目の所得との関係が概ね一月あたりの支払い「上限」となります。 この費用は一治療機関、当月あたりの上限のため、私の場合は、最初の病院の支払いがかなりの割合を占めました。(最初の病院で、レントゲンとサポータなどで5000円ほど。2番目の病院への2度の通院・2度のMRIなどで約5万円の支払い。3番目の病院が高額療養費制度の対象となりました。) そういった意味では、政府は町医者制度を推奨しているようですが、本当におかしいと思ったら大きな病院に行くべきと身をもって理解しました。
●医療保険適用
 医療保険に入っている方も多いと思います。 私の場合は、簡保に入ってました。入院・通院に関して加入していた簡保は適用されましたが、手術は適用外でした。資料を読み込んでゆくと、どうもお腹を開けたことにはならないという風に読み取れましたが、つまりは手術としては簡単な方に分類されているということなのでしょう。 
 結果的に、勤務日数が減ったため給料が下がり、高額医療費制度のお蔭で支払いが軽減され、さらに医療保険から若干の支払いがありあまり大きな金銭的な負担はありませんでした。 これを経験したので、その後周囲の人には医療保険はあまり勧めなくなってしまいました。保険の払込みに対して、帰ってくる金額はごくわずかです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1