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文学部不要? 大学改革の方向性 [生活]

 大学の見直しが提言されてその中で文学部不要と言われているらしいので調べてみた。
どうやら原本(文部科学省の資料)はこちら。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/062/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2015/06/16/1358924_3_1.pdf

6ページに、
「特に教員養成学部・大学院、人文社会科学系学部・大学院については、18歳人口の減少、や人材需要、教育研究水準の確保、国立大学としての役割等を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に転換するよう努力することとする。」
とあります。(※なぜなんでしょう。コピペすると縦書きになる不思議なフォーマットです。改めて手打ちする必要があるなんてありえないですね。)
新聞記事はここを取り上げています。 組織の見直しの項目の筆頭ですからここを扱うのは正しいのでしょう。
そのまま読めば、教員養成学部・人文社会学系の定員が削られ、大学院はいくつかが廃止になるのかな。
教員養成はともかく、人文社会科学系って何? 蛍雪時代の過去の記事(https://passnavi.evidus.com/201205_gakubu/01)によると、自然科学・医学系以外のすべてがそこに入るようだ。法学・経済も含め全部。
って文系全部ですから、理系偏重という見方も出てしかるべきです。
 であれば、文系をなくして理系と文系と同時に必須して両方勉強しよう・させようという動きが出てくる期待はあります。 文系が時間に余裕があることは以前より指摘されていることですから。

 一方で、文系が勉強していないとはあまり思っていません。特に、上の子が昨年行った大学は語学は第二外国語もかなり熱心だったし、レポートの提出も多数ありました。 ただ、習得単位が少なく授業時間数が少なかったのは確か。

 たぶん、以前よりもずっと文系も授業は厳しくなっていると考えると、改革の方向は対象人口が減ることを踏まえた単純な縮小・廃止を除けば、単位数・習熟レベルの高度化が求められる想像が容易な方向かあるいは、、文理の融合という新しい方向が出てくるかというところかな。ただ、これも結果的に定員の削減に結び付くのかもしれません。
 下の子が少し関係する年代に実施されるこの改革。できれば、文理の融合という方向に進んで欲しいと思っています。大学時代物理・法律を修めた銀行の頭取が出てくるようになると面白いとおもうのです。
 それにしても、最近はリベラルアーツ系の教育の必要性を説く人が増えていたようにおもったのだけど。質の話と量の話は別なのかな。

 

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