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中学全落ちから3年、高校入試で親がサポートできたこと [その他]

下の子の高校受験が終わりました。 
 目標は、公立高校。 滑り止めは私立高校で無事に目標の公立高校に入れました。周囲も同じパタンの方が多く、いろいろな結果を目にしました。
 中学受験を終えて、公立中学に行く方や、これから高校受験の方の参考に我が家でやったことを書き留めておきます。

 1)受験の仕組みを知る・子供に説明する。
   都内・各県で仕組みが違います。 特に内申点の扱いは重要で子供によく理解させておく必要があります。 教育委員会のサイトで数年先の改革まで公開されていますから、わが子の受験の時の仕組みをよく理解しておくことができます。
   また、公立のどこを目指すかを意識させるのも必要かと思います。例えば、東京都の統計を見ると中学の数は700弱。 高校の定員はおおむね350程度。 こう考えると、いわゆるトップ校には各中学校のトップ1,2名しか入れないことが判ります。こういう仕組みも意識しました。正直、中学のトップでも一番の高校には入れないという事実には親も驚きました。(のんびりしてますね)。

 2)英語は得意技にする
   英語は、中学からのスタートなので気を付けないとついて行けなくなります。一方で、毎日ちょっとづつやればかなりできる科目だと思います。嫌いにならないように気を付けました。自分のことも振り返りつつ、ここは気を使ったところでした。 今は良い教材も多いのですが、とにかく最初の躓きに気を付けました。

 3)受験校を決める・客観判断する。
   公立第一志望にすると、私立は難易度にかかわらず滑り止めということになります。この場合、第一志望の公立よりも難易度の高い私立から、失敗しても必ず受かる私立まで一通り受験するのが理想的ですが、家からの距離・費用などを考慮して決めました。ただし、必ず受かる私立は外せません。 ここが一番お金のかかるところです。 私立の結果をシュミレーションして、公立高校を決めました。
  つまり、私立のAという高校に受かっていれば、公立も安心して甲という学校が受験できるという具合です。次点のBという私立の合格なら公立も次点の乙になるということです。
 この辺りは、中学受験でのノウハウが役立つところでもあり、かつより通学範囲を広い中から学校を選べますのでそんなに難しいことではないはずです。

 4)私立を絞るため実力を客観評価をする
   私立合格で安心感を得る必要がありますから、私立の合格は必須です。このためにも、合格しそうな、第一志望の公立に落ちた時にも行きたい(行ってもいい)学校で、頑張れば行ける学校にターゲットを絞り受験対策をします。さらに上の私立に受かればラッキーと考えます。私立の勉強はおおむね似た形になりますから、ここでターゲットを絞ることで対象の学校の過去問をやりこむということになります。 今回、これがポイントでした。

 5)公立の過去問をやる・コピーをとる。
  私立と公立は、問題の作りが違うようです。 私立は、難問中で解ける問題を効率よく解答する。 公立は、難易度が低い問題を時間内に正確に満点を目指して回答する。 このため、公立の問題は、時間配分や形式をよく理解することになります。過去問を繰り返しやることは効果的で、そのため過去問(特に解答用紙)のコピーを何度もとることになりました。

 6)無理せず私立の結果に基づいて公立の志願書をだし受験する。
  ここで無理をすると、行くところがなくなります。無理せずリラックスした気持ちで受けられるとベスト。
  
 今回、我が家は非常にうまくゆきました。ポイントだったと思うのは、内申点に関して、子供がきちんと理解して中学生活を過ごしたこと。 親の判断で私立の目標を、夏休み明けに下げさせたことだと思います。 幸い、その私立の方が家に近いといったメリットもあり納得感の高い変更だった幸運もありました。 私立の第一志望レベルを下げることは、子供は嫌がりましたが、模擬試験の数字を示して、私立の志望校を下げることが公立第一志望を安心して受験できることに結び付くメリットを説いて聞かせ、両親も本当にその私立で、校風・レベル・立地・費用などの点で良いと思っていることを理解させました。
 そのことで、私立の過去問への取り組みも、対象が絞り込めたため効率が上がり合格につながり、その結果、目標の公立高校の合格につながったと思います。
 こうしてみると、親の仕事は、外からの情報収集と整理。子供の出している成績や実力の推移などの分析と、子供のことを考えた判断をし理解させることかなと思いました。
 教育費高騰の折、なるべく無駄を省き、充実した学校生活を子供が過ごせることが願いです。

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